公開シンポジウム「貿易陶磁と文献史料から東アジア?東南アジアの歴史を考える—16世紀?17世紀を中心とした海域におけるヒト?モノの流れ」

INFORMATION

  • 2015年11月14日(土)10:00~17:00
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 多目的ホール

東アジアや東南アジア地域であらゆる形の交易によってヒト?モノが循環していた16世紀17世紀のアジアの海の世界を舞台に、東南アジアと中国南部、そして日本を含むアジア世界の姿を貿易陶磁と歴史史料の双方の研究者達からそれぞれの視点で見ていくことで、マルチ?ディシプリナリーな歴史の構築を図ることを目的とする。

講師

坂井 隆 氏

国立臺灣大学芸術史研究所 副教授?文学博士
東南アジア考古学、美術史専門。インドネシア各地および台湾で出土の肥前磁器や中国陶磁器の調査を行う。著書に『「伊万里」からアジアが見える—海の陶磁器と日本』(講談社1998)、『港市国家バンテンと陶磁貿易』(同成社2002 )ほか多数。

金沢 陽 氏

公益財団法人出光美術館学芸員?文学博士 1952年生まれ
東洋陶磁学会常任委員、日本貿易陶磁研究会世話人。明代窯業史、環東シナ海交易史を主としたテーマで研究活動を行っている。『明代窯業史研究: 官民窯業の構造と展開』、(中央公論美術出版、2010)、中国明清時代の陶磁生産と海外輸出」(『アジアの考古学1 陶磁器流通の考古学 日本出土の海外陶磁』高志書院、2013)などがある。

宮田 絵津子

本学アジア地域研究所特任研究員?文学博士。
貿易陶磁とスペイン語とポルトガル語の史料を組み合わせて16?17?18世紀のマニラおよびアカプルコのガレオン貿易とその背後にある東南アジア諸国との交易について研究。

久礼 克季

本学アジア地域研究所特任研究員?文学博士。
近世期におけるジャワ北岸地域華人の活動についてオランダ語史料から研究。